これまで自分が知的財産権のなかで特許や著作権について調べていたが、意匠権についてはほとんど知らなかった。正直自分のようなデザインセンスのない人間には意匠権など無用の存在だと思っていた。しかし特許庁と経済産業省の公開している、『「事例から学ぶ意匠制度活用ガイド」について』を読むと、そうでもないことがわかる。
本資料では意匠権について20以上の事例を挙げてわかりやすく説明されている。
個人的には車椅子の概念を覆し、パーソナルモビリティとしての新しい地位を確立した、WHILLさんが好きである。意匠権は特許に比べれば申請の費用も手間も時間も節約できるらしい。図象も発売前の最終図面をそのまま載っければいいようである。自社製品には関係ないというと思う前に、ちょっと検討してはいかがだろうか。
Comments