以前洗濯機に関する公募があったのでいろいろアイディアを出したが、没になったのでアイディアを公開する。
1.足踏み洗濯機
少量の洗濯や、泥や汗の汚れが激しい衣類を洗濯するのには洗濯機ではなく手洗いをすることがある。実際に手回し洗濯機という製品も市販されている。しかし手で回すのはかなりの重労働である。そんな理由で考案したのが足踏み洗濯機である。足踏み運動器と手回し洗濯機を組み合わせて、洗濯機の回転の動力を得る。無論ちょっとした運動にもなる。
ちなみにバイクの方がいいのではと考えた方は多いと思うが、中国の学生がバイク型洗濯機を試作したことがあるらしい。結論から言うとこの洗濯機はバイク運動がキツすぎて実用化には至らなかったらしい。足踏み式は省スペースに設置できると考えている。
2.電子機器専用洗濯機
スマホやキーボードは日々手や埃で汚れており、どっかの人はトイレよりも雑菌が多いと言っていた。最近ではマスクもそれに近い存在になっているかも知れない。しかしスマートフォンなどの電子機器は水洗いするわけにはいかない。そこで紫外線など水以外の方法で洗浄する方法がないかと考案した。
と思ったのですが、普通に紫外線で除菌できる製品が売ってました。Amazonで調べると超音波洗浄とかできるものもあるようです。
3.天気予報情報共有型洗濯機
洗濯において天気は非常に重要な情報である。朝晴れていても午後から天気が崩れて、外に干していた洗濯物がえらいことになることは多々ある。しかし普通洗濯をするときにわざわざ天気予報を確認してからする人は相当マメな人で、ほとんどの人は確認をしない。
そこで簡易的なディスプレイとIoTデバイスを組み合わせて、天気予報が見えるような洗濯機を提供する。これによって洗濯を始めた時間だけでなく、その日の夕方までの天気を確認し、安全な洗濯〜乾燥のプロセスを完了する。
4.乾燥自動仕分け洗濯機
乾燥機を設置していたり、洗濯と乾燥機が一体になっている洗濯乾燥機があるが、洗濯物には乾燥機にかけたくないものもある。この場合洗濯した後で仕分けるのは、洗濯物が絡まっているのもあって、非常に面倒である。
また本プロジェクトについて仲間と話しているときに、昔の洗濯機に付いていた、脱水槽が意外と便利だったという話題になった。毎日多くの洗濯をするお母さん(今時お母さんと決めると怒られるだろうか)にとって、洗い分けができて作業が途中で切れる脱水槽は使いようによっては便利だったらしい。
この発想をもとに、乾燥までする洗濯物としないものを自動で仕分けて洗濯プロセスを完了できる洗濯機があったら便利ではないかと考えた。簡易図が下記のようになる。
プロセスは下記のようになる。
①乾燥機にかける洗濯物を洗濯機に入れて洗濯をする
②洗濯機から乾燥機に落とし、乾燥機を起動する
③乾燥機にかけない洗濯物を洗濯する
ポイントは従来洗濯機の方が下にあるのに、乾燥機を下に設置していることである。従来の洗濯においてもそうだが、濡れた洗濯物を持ち上げて乾燥機に入れるのはちょっとした重労働である。人間の動作だけを考えるなら、乾燥機を下にした方が合理的である。ただ洗濯機は多量の水を使うので重くなり、構造的に洗濯機を上に設置するのはやや不安がある。
たとえ仕分けシステムを使わなくても、洗濯機と乾燥機の上下関係は乾燥機が下の方が合理的である。
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