【課題】
最近の家電メーカの新製品の特徴として、とにかくいろんな機能を盛りだくさん詰め込んだ製品が多いように思える。その典型例が電子レンジである。美味しくできることをアピールしているが、とにかく操作が複雑で煩雑で、全人口の何割がこの機能をマスターしているか、甚だ疑問である。
特に日本のメーカにその傾向が強く、P社さんとか色々メニューがあるのはいいが、とても覚えきれない。S社さんのHとか美味しくできるらしいが、いかんせん高い。このように多機能化、高度化する一方で、いまだにゆで卵が作れないどころか、最悪爆発までするという危険性が解決されていない。
一度消費者目線に立ち返って、電子レンジに欲しい機能を再検討してみたい。
【解決策】
・出来上がり時間指定
単純だが意外にこの機能がある電子レンジはない。炊飯器みたいに何時指定とか何分後に温め完了するということができない。ご飯が炊き上がったのと同時に料理の温めが完了してくれるといい。
・危険物感知機能
上述のように現行の電子レンジではゆで卵を作ることができないどころか、場合によっては爆発する。その他汁物系もたまに爆発するし、アルミホイルなども危険である。そういう料理が入っていたら警報を鳴らして欲しい。
・出来上がり温度設定
日本酒好きの人からの要望が多いが、人肌、ぬる燗、アツアツなどのちょうどいい具合の温度に温めてくれる。赤ちゃん用のミルクにも要望あり。ホットミルク用にも欲しい。・
・自動開閉機能
音声や、出来上がったら自動でドアが開閉してくれる機能。せめてボタン一つで開閉して欲しい。意外に電子レンジのドアを開けるのは力が必要である。
・温めムラ防止機能
電子レンジで汁物を温めると、表面だけ熱くて中は冷めていることが結構多い。そんなに急がなくていいので、じっくりコトコト温めて欲しい。
・温め忘れ防止機能
電子レンジで温めてたのを忘れて放置したままというのは結構ある。置きっぱなしをした時はスヌーズ機能のように再度音を鳴らして欲しい。
・急速冷却機能
物理的に可能か?とマジで考えたが、今のところ実現方法は思いつかない。
・アタッチメント
電子レンジ周辺を改造した様子である。百均で買えるマグネット器材で、ゴミ袋や耐熱用布巾をかけておける。またコンビニで買った弁当用の醤油などを入れておけるポケットをつけている。
【関連企業情報】
海外の事例を見ると、Markovというベンチャー企業が複数の食品を同時に最適な温度に温めてくれる電子レンジを開発している。その機能もいいが、個人的にはドアが縦方向に開いてくれるのが便利だと思う。普通の電子レンジは左右の方向にドアが開くので、片手が塞がってしまい、両手で料理が取り出せないことがある。
またSHARPさんが原点回帰してシンプルな電子レンジを販売していた。そうだよ、こういうのが欲しかったという感じである。やはり外資に買われて体質が変わったのかと複雑な気分である。
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