近年働き方改革や新型コロナウイルスによるリモートワークの促進などの影響で副業を解禁する企業が増えている。また地方企業の活性化を目指す政府の方針や、NPOや地方自治体の働きかけもあり、地方企業に副業を進める動きがある。私もこれまでに何件か副業の紹介サイトから案件を獲得してきた。
その経験からおすすめの地方企業の副業紹介サイトを紹介する。基本的に個人的経験から上から順にお勧めの度合いが高い。
1. Skill Shift
Skillshiftは地域貢献副業プロジェクトと称するだけあって、日本各地のさまざまな業種のプロジェクトを紹介している。経営企画、人事、新商品開発、マーケティングなど様々な分野の専門家を募集している。募集している企業は日本全国の様々な業種であるが、規模はそれほど大きくないのがほとんどである。一ヶ月3万円〜5万円と、単価はそれほど高くないが、だからこそ応募もしやすい。とりあえず気になった企業があったら応募してみてもいいだろう。
ただ仲介するアドバイザーがいないので、応募してもまったく無反応な企業も少なくないので、その点は覚悟しておいた方がいい。
2.ふるさと兼業
ふるさと兼業もSkill-Shiftと同じように全国のプロジェクトを募集している。いいところは多くのプロジェクトで担当地域パートナーがいるので、Skill Shiftのように応募したが反応がないということがほとんどない。プロジェクトが始まっても同席してくれるので、初めて副業をやるのに勝手がわからない人もやりやすい。また企業側も熱がこもった紹介ページを作成するので、プロジェクトの内容がわかりやすい。
ただ案件がSkill Shiftに比べるとやや少ない。またプロボノ(無償)や学生限定などのプロジェクトもあるので、そこはちゃんと確認 した方がいい。
3.Glocal Mission Jobs
Glocal Mission JobsはSkill Shiftと同じくみらいワークスによって運営される副業募集サイトであるが、基本的に月5万円以上とSkill Shiftよりもやや高い報酬が設定されており、高いスキルや経験が要求される。ただ募集する企業の規模や職務内容にそれほど大きな違いは見られないので、あまり違いはないかもしれない。
4. YOSOMON
YOSOMONはNPO法人ETICが運営する副業求人サイトである。ふるさと兼業と同じようにコーディネーターが仲介してくれるので、求人内容が充実していて、応募に対してちゃんと返信が来る。県や地域の企業の求人をまとめて掲載するケースが多く、今は茨城県の企業の求人をまとめたiBara Kickが募集されている。これまでにも長野県のNAGA KNOCKや東北の水産業のGYO-SOMONのようなプロジェクトがあった。
5.サンカク
サンカクはリクルートが運営する、社会人のインターンシップである。基本的にはインターンシップということで無報酬が多いが、副業・兼業の募集も行っている。
6. JOINS
JOINSは副業の募集サイトとして早い時期から始めていたらしい。そのためか案件は頻繁に更新されている。しかしサイト自体のシステムが古く、企業とのメッセージやビデオ会議もJOINS内のシステムを使わなければならないが、結構使いにくい。
7. Loino
Loinoはパーソルキャリア株式会社が運営する副業応募サイトである。だいたい月4万円から募集しており、業種や地域はさまざまで案件の更新は多い。ただあまりまとまりがなく特色がないとも言える。
これ以外にも副業のサイトは増えてきており、まだ活用していないが登録だけしているものはいくつかある。おそらく今後もっと増えていくと思われる。いずれにせよ東京などの都市部にいながら地方企業のプロジェクトに参加できる機会は増えている。
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