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執筆者の写真茂樹 赤沼

【ビジネス案】観光案内の自由投稿アプリ

【背景】

観光地には遺跡や文化財を説明する看板がある。しかししばしばこれらの説明は不十分であったり、もっと突っ込んだ内容を聞きたいことがある。特に外国人観光客にとって、翻訳されていない文章を読めないので、非常に不満であろう。最近こそ英語表記が増えてきたものの、古い施設や地方ではほとんど翻訳されていないのが現状である。


デービッド・アトキンソン著 新・観光立国論によると、日本の観光案内は日本語表記のものすら全く足りていないという。特にアメリカやヨーロッパの観光客は文化の観光を楽しみに来ていることが多いため、現状の日本の観光地はまったくその需要に対応できていないと言う。しかし日本の文化施設の予算は不足しており、人手も予算も全く足りていない。


【解決策】

自分の好きな観光地の解説の音声データを登録できる掲示板のようなアプリを作成する。アプリの利用者は位置データを用いて自分の近くにある観光地の情報を優先して見ることができる。観光案内の情報を有料で販売し、その一部を手数料として受け取る。解説の内容は、例えば城であれば、建設された時代や戦国武将、城としての特徴など多岐にわたる。


観光案内はガイドの自由な視点で勝手に語ることができる。歴史の研究者やアマチュアはもちろんとして、特定の好みに合わせていい。例えば戦国武将としてこの城を攻めるにはどうするか、忍者として侵入するにはどのルートをとるかなどでもいい。あるいは怪談や都市伝説のようなサブストーリー的なものに特化しても良い。


日本語のガイドを他言語に翻訳するのも自由にしていいが、元の語り手に収益の一部が入るとなお良い。もちろん外国人が直接英語や中国語などをベースにしてガイドをしても良い。むしろ日本文化に詳しい外国人が、どのような視点で語ってくれるかが楽しみである。


やや陳腐な言い方をするなら、観光ガイドのWikipediaであるが、大きな違いは位置データと紐づいているため、情報が埋もれにくいことである。Wikipediaには膨大な情報があり、マニアックな情報が見られることは稀なことであるのに対して、こちらはその場所にいればそのマニアックな情報に触れる機会が多くなる。


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